現実のレイヤーを敷く会_002 160807
第2回目のメモ。
メモなのでとても誤謬が起こるのでご了承を。
「?」に関しては断言が出来ないのでつけています。
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以下発表
■立川『新しい計画の回路をどう作るか』
→まずはHAGISOのようなあるエリアにおいての機能的な連関をいかに計画するかを理念として、そこに対しての方法として自己再組織化をいかに読むか、そのためのスキルとしてプログラミング言語、不動産言語の必要性を感じている。
→実践としてはプログラミングの言語[Ruby on Rails]の習得と[Google Map API]の習得を継続。
→おそらくやることとして既存の制度との戦いの部分(用途変更など)が大きくなるので可能ならば「カリアゲJAPAN]へのインターンをフィードバックする予定。
■門間『現実のレイヤーを分析し明示化したい』
→レイヤーを提示することで、そのレイヤーを敷く時のダイナミクスを分析したいとのスタンス?
→『現代住宅愚作論』に描かれる建築家の職能の狭小さ自体が今回提示する一つのレイヤー
→『東京インテリアツアー』のようにジェントリフィケーションの波の中では必ず「スタイル化」という事象が起こり、消費されるがあまりそれが恒常的意味を持ち得るのはあまりないのでは?
→その文脈において、立川を見てみると単純な「空家ビジネス」として回収できるので建築家の職能としての議論が問われる?
→常に建築家はマージナルな芸術的活動ではなく、日常的に孕む制度などと格闘するスタンスを押す。?
→自分の理念としては「経験」を大事にしたい。?
■弓削多『制度が都市をどう規定するか』
→現実の都市を動かす都市としてのレイヤーはどういうものかインプットしたい。
→まちづくり自体がある種政策によってかなり強いフレームワークを与えられてしまっている。?
→いわゆる「2000年枠組み」(cf,「新たな規定と地域の主体」 饗庭伸)では計画の民主化・細分化を推進している一方で政府は大資本の流れを流動化することを就活の時に肌で感じた。
→その政策の二分化自体が非常に違和感があるとのこと。
→クラウドファンディングについて
1建築 = 1クライアントという枠組みを瓦解することで
多種多様な言語を「設計」に、偶然性を「建物の活動」に組み込むための経済を考えたい。とのスタンス?
またクラウドファンディングを利用することで「提案型モデル」を実現したいとのこと
→クラウドファンディングの具体的な成功例としてのフィードバックとして
・「リワード」の設定が大切
・プロセスの共有のための可視化
・既存コネクションへのアプローチ
など。
参考文献:
入門クラウドファンディング スタートアップ、新規プロジェクト実現のための資金調達法
- 作者: 山本純子
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/02/22
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→建築プロセスはクローズドではなくもっと「趣味的」になってくれればいい。?
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まずは僕個人の個人的意見
・もんちゃん
→産業化している中に建築家の職能はあるのか?という愛のあるディスだと受け止めます笑
それに対してのアンサーは
僕個人として「量」の問題に接続可能だと思っている。
スライドで提示した現行制度と旧制度の齟齬による不適格な住宅に対してはある程度のまとまりは発見できると思うし、それが持つ「空間」と「用途」の関係も、ある種制度とのストラグルだと思っている。アメリカのある地域でもコンバージョンが普遍化した時に初めて制度が変更したりと、実践するのがまずは近道かなと思っている。
あと何故「空家(正確に言えば木造戸建て)」にこだわるかというのは「モノ」に接する機会が多そうだからという説明で良いでしょうか?
→もんちゃんとしては、伊東豊雄か磯崎がロールモデルになっているのかな(?)
おそらく「言説」というところに興味があるのなら「ROUNDABOUT JOURNAL」
をいかに、相対化するかということは実際の「具体のスキル」という部分につながるかもしれないし、
伊東豊雄のエマージング・グリッドに対しての信頼があるならばgrasshopperなどのソフトの位置付け(grasshopper以外のCADソフトと比較するなど)なんかもnoizの豊田さんの文章を自分なりの理念と照らし合わせるなどはもちろん「具体のスキル」だと思う。
・弓削ちゃん
→2000年以降の都市計画の潮流としては民主化・細分化は一般的に言われるけど、そこでの弓削ちゃんの疑問としてはおそらく建築の境界と制度/服部岑生×平山洋介 012(『建築雑誌』1106「建築の境界」)
の平山先生の「市民」とは誰を具体的に指しているのか、つまりマジックワードを置いてアリバイ的な計画としての提出だったり、"住宅政策を分権化すれば、地方自治体は低所得者向け住宅供給から撤退する"
というような危惧と重なるのかな?
どちらかにせよ俺の中での弓削ちゃんの「仕事」のイメージが行政あるいは民間コンサルまたは建築家×言説など、絞れてないので具体的なスキルは少しどういうのがあるのかわからないが、もしまちづくりを継続するならばまちづくりの実践の第一線の木下斉との相対化をしてほしいなと思う。
・K5
→学生だし目的(what)は「都市と地方都市という関係を変える」ための「経済」
とか言ちゃってもいいのかなとか思ってる。具体的なスキルを探求するのは決して間違いではないんだけれども、それが何のためなのかは共有しといたほうが個人的には生産性があるかなとも思っている。
クラウドファンディングに関しては建築のプロセスを拡張させるためにはすごい有効だなと思ったのと、例えばSD2013のseasidelivingのような祝祭性をいかにセルフビルドの枠外にもたらせるかなどに可能性あると思った。
興味あるかわからないけど地元の南相馬の地勢をどう読むかという点で石川初さんの本とか面白そうだなぁと
石川初 | ランドスケール・ブック ― 地上へのまなざし (現代建築家コンセプト・シリーズ)
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今回やってみて思ったのは、それぞれの理念がまだ共有できてないなーと。
あとは勉強会に対してのスタンスをどうポジティブにとらえるか
立川→理念からの逆算をしたい
門間→現実のレイヤーを分析し明示したい
弓削→制度を構造的に理解したい
箱崎→方法論に対しての追求
つまりそれぞれ思考の階層が違うのでどうしても同じレベルでの議論が難しいなーとの印象。
よく言えばロールプレイ的で青井研は「そもそも」の現実のレイヤーの構造的理解、門脇研は建築をどうやって作る回路(社会的にね not設計論)を作るか
これからどうしたら良いのかと考えている
このアウトプットできる機会はとても貴重なので
『発表フォーマットを統一し思考しているレベルを同一階層にしてしまうという強攻策』や
『スキルの話は狭小になるので、メタな話(読書会など)をする会』などしか今の所は思いついていない。。。
そもそもM2のこの時期をどう過ごすかという背景もおそらく個別的だし統一的なパースペクティブは描けないんだけれども、あえて言うならばもうこの時期だしどんな仕事をしたいのかだけは共有したいなというのが今一番思っていること。
僕個人として
ずっとプログラミングをやったのでそういうスキルのフィードバックが実際は難しかったの。つまり具体の階層での議論は中々しんどいなーという印象も持っている。
だからもう少し上位の階層での話を中心にすればよかったかなとすごい反省している。
例えば、もう少し用途変更と建築の間取りの話だとかできれば面白くなったなとか自己再組織化を生物学的に捉えた視点などを織り込むなど。
ひどい散文です、、、
ニュアンスで汲み取ってください笑
とりあえず次回は9月半ば
それまでまたまた頑張る日々が続きます。